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プルモライト - World's End

Pulmo light – World’s End

プルモライトのインディーズデビュー作。ライブでは定番曲の「世界は嘘で出来ている」「歌うカメレオン」「ほころび」を含む6曲入りミニアルバム。G/Vo上林唯愛による全曲解説をご紹介します。

1.間もなくフィクション
自分の歌詞は、割と主人公が男の人である事が多いんですが、珍しくこの曲の主人公は”あたし”です。強くないのに必死に強がろうとする姿はとても美しく見えます。対象が何であれ、自ら終止符を打つというのはとても勇気のいる事。全てを終わらせて、新しい世界を切り拓いていこうとする恐怖の中にある強さに重点を置きました。一体感を出すために、初めてバンド全員でのコーラスを試みた1曲です。

2.世界は嘘で出来ている
この曲は、タイトルに曲の全てが込められています。日々を生きている中で、自分や誰かにとって真実だけが必ずしも良いモノだとは限らない。優しい嘘に救われる日もある。誰かが笑ってくれるなら、誰かと笑い合えるなら、毎日を平和に過ごせるなら、嘘に身を委ねる日があっても良いのかな、と。でもそんな風にやり過ごす自分に嫌気もさしたり。”嘘”は、私が生きる上での永遠のテーマです。

3.イミテーション・ワールド
直訳すると、「ニセモノの世界」。2曲目の「世界は嘘で出来ている」と少し違うのは、そんな世界を生きている中で、”君”に救いを求めているというところ。作り笑いをして、思ってもない事を言うような世界でも、やっぱり人を信じたくて、愛したくて、信じられたくて、愛されたい。ニセモノの世界にどうか君だけは染まらないで欲しい、という願いをこめた曲。その”君”は、今この曲を聴いてくれている”君”なんです。

4.歌うカメレオン
カメレオンは、体色を変化させて、自分の姿を隠すのが得意。人間も同じように、感情を押し殺して、周りに溶け込んで生きていこうとする時があるんじゃないかなぁと思います。少なくとも、私はそうでした。 なるべく隠れて、傷つかないように。でも隠れながら必死に歌ったところで、誰にも届かない。大事なのは、傷つかないように生きる事よりも、傷ついても自分の想いを伝え続ける事。

5.ほころび
直球過ぎるラブソングはあまり好きではないけれど、きちんと伝えなければなかなか相手には伝わらない。「こんなに想っているんだ! 」と心でいくら繰り返しても、素直な言葉一つにはきっと何も敵いはしないのです。大切な人には、自分が何を考えているのか、ちゃんと知ってほしいし、相手が何を考えているのか、ちゃんと知りたい。家族、友達、恋人…あなたの大切な人を思い浮かべながら聴いてもらいたい曲です。

6.空中遊泳
「大切な人を失った世界で、自分はどう生きるか?」がこの曲のテーマ。悲しみに明け暮れるのか、それとも前を向いて進むのか。相手がいて、初めてわかる命の重さがある。生きる事を終わらせるのは、難しいようでいて、案外呆気ない事かもしれません。だからこそ、私は”生きているからこそ”感じられる様々な想いを抱きながら、毎日と闘っていく。傷つけても、傷つけられても、それで何かを失っても、この世界で生きていきたいとただひたすら願うのです。

1. 間もなくフィクション
2. 世界は嘘で出来ている
3. イミテーション・ワールド
4. 歌うカメレオン
5. ほころび
6. 空中遊泳