Image of SHINE

石井竜也 - SHINE

Tatuya Ishii – Shine

タイトル通り、まぶしさを感じさせるものが多い20thアルバム。例えば、冒頭の『PEGASUS』『TIME WAVE』の曲想はそれぞれ『君がいるだけで』と『浪漫飛行』に似ているが、それを夢追う歌詞に変換し、歌声もより伸びやかで豊かだ。

他にも、ジャジーな演奏や弦楽器、さらには和楽器を取り入れて多彩だが、全16曲が穏やかな歌唱や曲想で統一されている。彼の大きな魅力でもあるファンクやエロスを封印すると、こんなにも自然光や優しさを感じることにあらためて気づいた。

映像の方は、“ENISHI”と題したライブ。『恋人も濡れる街角』のカバーなど衰えを一切見せない情熱的な歌唱と、“さだまさしかよ!”とツッコミたくなるほど延々と続く爆笑トークとのギャップが凄い。さらに、25分ほどかけて巨大な円板に描いていくアート・パフォーマンスもあり、やりたい放題の才人だと呆れるばかりだ。本作を聴けば若さを保つヒントを幾つも教わるはず。

1. 鎖国した一寸法師
2. サイコキャンディー
3. 米を与えど、子は聞かず
4. ファウストと異邦人
5. 蝉の血糊
6. 秋霖ヒソム▲神隠し
7. 僕は宗教
8. ファンキースペースリインカネーション
9. 死んだファンキー三角世界
10. NEU DANCE
11. 啓蒙されぬ
12. 約束はいらないとは言えない
13. 鬼の手にザクロ
14. 999枚の遺言
15. 邪宗門